投稿日 2026/07/15
昔はよく空港でブログを書いたものですが、久しぶりに関空からです。ITM-HNDのはずがいきなり欠航となり、関空に飛ばされてしまいました。最近のANAは大丈夫なのでしょうか。詫び2,000マイルを頂いたので全然怒ってません!
さて、今回の出張はイタリアとフランスです。主な目的はエタップ・デュ・ツール・ド・フランスという、その年のステージの白眉をワンディに詰め込んだようなライドイベントに参加するためで、参加者は16,000人というお化けイベントです。ライドイベントとはいえ、前の方は調整でプロが走ることもあるらしく、バチバチのレースです。そんなイベントになぜ僕が参加するのかというと、キャニオンジャパンに誘われたからです。
軽い気持ちで参加すると返事したものの、航空券を取らずにウダウダしているうちにホルムズ海峡が緊迫し、原油相場が高騰してからチケットを抑えたのでなんとミラノへの単純往復のチケットが40万円。そのうち燃料サーチャージが12万円という恐ろしさです。
実は韓国へUCI MTB WSを観戦しに行った直後から体調が極めて悪く、2-3週間ほどまともに乗れなかったので、エタップへ行く気持ちは萎えていたのですが、航空券を抑えてからは比較的にマジメに乗り込みをしました。六甲山に2回登ったり、八ヶ岳で合宿も決行しました。暇があれば十三峠に行きました。ChatGPTにトレーニングプラン、補給、ダイエットなどありとあらゆることを聞きまくった結果、完全にエタップに向けて仕上がったと思います。
今回最大の収穫は「補給」を本当の意味で知ったことです。AIの勧めるがままにMaurten Gel 160とDrink Mix 320を合わせて4万円分買いました。これをAIの推奨する分量を決められた時間に淡々と摂ったのですが、六甲を2回登った時には大阪市内まで戻る2号線を走っていても全然疲れておらず、足も極めてフレッシュな状態だったので、これをもう一度繰り返すと獲得標高は4,000mになると考えるとエタップ完走がリアリティを持った瞬間でした。

体重も4kgほど絞り、FTPも急速に戻ったので、おそらく現在は3.15W/kgはあるようです。それでもChatGPTのアドバイスはブレないのですが、とにかく最初のクロワ・ド・フェール峠で絶対に上げすぎるなということです。170Wくらいで淡々と踏み、この日最大の峠であるテレグラフ〜ガリビエのために温存するのです。
そして最後に待ち受けるのがフィニッシュへのラルプ・デュエズへ向かうコル・ド・サレンヌで、麓ではカットタイムが18:10に設定されています。おそらく、サマータイムもあり、空には真昼のような明るさはあると思いますが、12.8km / 7.3%という、今年の第20ステージで設定された最後の山岳です。僕の足ならカットタイム間際に滑り込んで登坂を始めても、さらに90分は必要だと思うので、フィニッシュタイムは20時頃でしょうか。おそらくフィニッシュすると泣くと思います。
とにかくフィニッシュしたいのには理由があって、クロワ・ド・フェールに入る前に切られると、ル・ブール=ドアザンまで自走して、そこでバイクを預けて有名な21コーナーのある峠道(第19ステージで使われます)をラルプ・デュエズまでバスに乗って帰る必要があるのです。しかも、バイクの返却は翌日のお昼になるとかで、予定まで大きく崩れます。
結局のところ、勝負はガリビエです。ガリビエトンネル入り口のカットタイムが16:52なので、この関門を通過してガリビエを下ればクロワ・ド・フェール峠には問題なく入れるはずです。なので、AIもしつこく提案してくるのですが、7個所用意されているオフシャル・フィードでの停止を極力短くしろということです。なので今回は背中にMaurten Gel 160を10本持つ予定なのと、暑さでカリウムを多く失うことが予想されるので、ドライ梅干しも持参しました。

唯一の心配は新品のタイヤです。時間が無くて試走できなかったので、完全に未走行です。今まで使ってきたSES31よりも実測で3mmほど細くなり、流行りのリムの方がタイヤより太いセットアップになりましたが、単純にエアボリュームは減っています。ただ、今回はTLRなのでその分、乗り心地に期待しています。
今週はエタップ本番までに2回、憧れの地でライドをしようと思っています。その模様はXや IGなんかで紹介すると思うので、ぜひフォローしてください。それと今回の旅の話は薄い本にしたいと思います。THC Productions MagはALL TERRAIN Magに改名することになりそうです。上の画像はダーティーがXに上げてくれたものです。発送は帰国後になりますが、皆様からのご注文をお待ちしております。ジャージも良いのができました。
それでは行ってきます。
