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SDA王滝100km冬の陣 [装備編]

どうやらMTBに乗っていてSDA王滝を走ったことが無いというのは、ロードバイクに乗っていて鈴鹿ロードを走ったことが無いのに等しいようで、それでもコースはガレていて苦行のようだ、という下馬評のため走る気にならず、未体験のままでした。


しかし、9月の通称秋の王滝が台風の影響で中止、代替のイベントが11月に開催されることになり、俄然興味が沸いてきてアメリカに出発する前にエントリーを済ませました。どう考えても11月の御嶽なんて雪に決まってるし、今後も11月に開催されることは無いに違いないと思ったからです。


アメリカでは2週間に渡ってカリフォルニア州、コロラド州のトレイルを堪能したのですが、そこで現地のMTBerから聞いた衝撃の一言。


「スリックロック?タイヤ減るしそんな面白くないで(関西弁)」
「でも一度は行った方がいいね」


あのMTBの聖地と言われているモアブのスリックロックでさえ実はその様な評価をされていると知り、現地に行かないと分からないことがあるもんだと実感しました。なので、ますます11月の王滝を楽しみにしていたのです。誰もが王滝を表して言う言葉。


「別に面白く無いけど一度は走った方がいいね」


●バイク準備編


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まずはフェンダー。これ、効果あるのか・・?と若干の疑問を抱きますが。実は王滝で体感したのですが、バラバラとフェンダーに小石が当たる音がするので効果は高いようです。また、フォークのインナーチューブを保護する役割もありました。


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凄く良くできてまして、前後共用になっています。HTなのでリアサスペンションユニットを守る必要も無いし、今回は見送り。


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これは絶対に必要だなと思いまして。とにかくケツ周りが濡れると本当にやる気が無くなりますからね。偶然ですけど、フェンダーのヘッダー部分の穴がシートピラーのレール固定ボルトに丁度フィットして、ナットとワッシャーで締めて完全に固定しました。これで脱落の心配無し。


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これが今回の王滝仕様です。いかにもHA(66度)は寝てるし、ホイールベースの長さが凄いですね。バイクの全長とHAのスラックさは王滝のチャンピオンを取れたかも。ほとんどのマンションのエレベーターにはバイクを立てないと乗せることができません。


●装備準備編


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シクロクロスをやっているので極寒環境下で自転車に乗るノウハウは多少持っているのですが、一番肝心なのがアンダーウェアです。これはモンベルのサイクルアンダーシャツというやつで、体の風を受ける全面だけが厚い生地になっており、背中側は薄く、汗を逃がすようになっています。たまたま、モンベルで働く友人が事務所に遊びにきた時に教えてくれて、即購入。これ、半袖仕様があればもっと良いかも。氷点下でも強度が上がると腕周りが少し暑いかな〜という場面もありまして。


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モンベルのアンダーウェアの上がこれ。ソルトレイクシティのパタゴニアのアウトレットで購入したもの。見た瞬間にMTBに使えると確信しました。Micro D 1/4 Zip Fleece Pulloverというモデルですが、廃盤品みたいです。


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これもパタゴニアです。めっちゃ薄くて、軽くて、かなりコンパクトに畳めるULなやつです。暑くなると脱いでバッグに入れる心づもりでしたが、結局脱ぐことは無かったです。アンダーウェアをちゃんとしたやつにすると、この程度の薄いジャケットで十分です。自転車ウェア全般に言えることですが、4万とか5万円とかするような厚手の高級なジャケットは必要ありません。特に大阪みたいな温暖な地域なら、なおさら不要です。冬の本当に寒い数日しか出番がありませんので、アンダーウェアや、長袖ジャージ、グローブ、シューズカバー、ソックスと言った、他のアイテムに投資する方が良いです。


下はRaphaのサーマルビブ、その上にはPOCのショーツ、カステリのレッグウォーマーにシールスキンズの防水ソックスを組み合わせました。これは若干履き心地が悪いのですが、本当に防水でした。足が濡れないのでシューズカバーを省略することができます。特に、GIRO EMPIRE VR90との組み合わせなら浸水に強いようで、シューズ自体もほとんど冷たくなりませんでした。カステリのレッグウォーマー(ナノフレックス+)も素材自体の撥水が凄いのでお奨めです。


細かい所で言うと、耳を守るためのヘッドバンドウィンターカラーも装備したのですが、これは余分だったかな〜と言う感じです。ただ、ウィンターカラーは小さなものなので、簡単に脱げてバッグに収納できるので、問題にはなりませんでした。


そして忘れてはいけないのがRaphaのウィンターエンブロケーションです。これは肌に塗るとややピリピリする温熱作用があり約6時間持続します。王滝村に到着して最初に行った作業が足の指先から太腿、腹回りなどにこれを塗り込むことでした。冗談抜きで、アンダーウェア0.5枚分以上の暖かさがあり、多くの場合は塗りすぎてしまい、登りで強度が上がった時に燃え上がるように暑くなります。実際、スタートしてニュートラル区間が予想より強度が高く、僕の下半身は燃えさかっていました。


忘れていました。グローブはKABUTOのKG-12Wの下にCRAFTのインナーグローブを組み合わせたのですが、これが絶妙な感じはまってくれました。KG-12Wは薄い割に暖かいのでバイクのコントロールに支障が無く、とても気に入っているのですが、氷点下になると指が凍傷になります。実際、冬のシクロクロスレースでこのグローブで走って指先が凍傷になり、その後数ヶ月に渡って痺れていたことがあり、このままでは本当に危険なことになると思ってインナーグローブを追加したのですが、ブレーキの握りやすさや変速には悪影響が無く、指先の冷たさもギリギリ我慢できる、という所でした。それでも、今キーボードをタイプしている指も左右それぞれ3本づつ位は軽く痺れているのですが。


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バッグはNorth St.の11インチ幅のタイプを使ったのですが、これが良かったです。王滝で他の選手のバッグを観察したのですが、バックパックが圧倒的に多かったです。ウェストバッグは登りが続いても背中が暑くならず、結果的にアンダーウェアを湿ったままにすることが無いので非常に快適です。バックパックを背負った結果、下りで背中が冷えてしまい、余計に厚着になると言う悪循環も起こりません。


バッグの中には適当に補給食と、チューブや工具関係を入れたのですが、まだかなり余裕がありましたので、9"サイズの小さい方でも良かったかもしれません。ちなみにiPhoneはパンツのポケットに入れました。太腿に常に触れる状態になるので若干はペダリングの邪魔になるような気がしますが、自分の体温でiPhoneのバッテリーが急激に低下しないというメリットがあり、逆にTTにマウントしたGarminは早々にバッテリー低下のアラートが出ていましたので。


装備はこんな感じで完璧だったのですが、どうも自分の足が完璧じゃなかったみたいで、、。次回は実走編です。


最後に突如宣伝。Tシャツ作ったので買ってください!
http://www.tkcproductions.jp/?pid=125525738


実走編に続きます。


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