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東京都の村でMTBに乗った話

先日、東京にでマウンテンバイクに乗ってきたので、そのお話です。


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難波駅までOSTRICH OS-500を三つ折りにしてバックパックにくくりつけ、そこからMTBを輪行袋に入れて伊丹空港までバスで向かいます。羽田空港で受け取ると、そのままOS-500はコインロッカーに預け、空港からは自走で都内を目指します。前後輪を外して、サドルを下げただけなので工具さえ不要です。720mm幅なので若干、ハンドルバーが飛び出すのですが、僕のANAへの信頼は絶大です!


別途、SL-100を持ってきたので、都内はこれで移動します。


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まずは芝公園近くにオープンしたダイアテックさんのショールームで開催されたGiroとLEZYNEの2018年モデル製品発表会。Giroに関しては公式にはユーロバイクで解禁らしいのですが、ツールで投入される可能性もあるとのことです。LEZYNEの製品説明もちゃんと聞いたのですが、特にライトの世界は日進月歩で凄いです。うちもPDWがライトを得意としているので、何種類か取り扱っていた時期があったのですが、ライトの世界は乾電池式からUSB充電式へとマーケットが移行し、さらにMini USBからMicro USBへと一瞬で入れ替わり、恐らくは数年以内に再びUSB Type-Cに変わると考えると、恐ろしく足が早いマーケットで、うちみたいな零細が扱うにはリスクが高いと考えています。


よく、大型店でAmazonでライトが大幅に割り引かれて販売されていると思いますが、とにかく大量に仕入れて、大量に売って、新しいのが出たら古いのは大幅にセールをかけて、というサイクルでやらないと回らないんですよね。とっても恐いです。で、上の写真はお土産で貰ったLEZYNE Micro GPSを早速装着した図です。iPhone側にGPS v2というアプリを入れてアカウントを作る必要がありますが、iPhone側で目的地を検索してナビゲーションを開始すると、ヘッドユニット側でナビしてくれます。しかも、日本語で表示!


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ルートは複数提示してくれ、このように標高差も教えてくれます。Google Mapが自転車ルートに対応していない現状、知らない土地では大変有り難いです。しかも、ナビ機能は結構普通に使えて、信号や通りの名前を教えてくれるので分かりやすいし、間違った場合でもリルートしてくれます。画面表示の設定などはiPhoneのアプリ側から可能で、電池は最長14時間、iPhone側の電池もそれほど消耗しない、取付マウントもよく考えられていてガタが出ないなど、後発だけあってGarminのネガティブを全て潰しており、しかも軽量で14,800円税抜と安いのですが、残念ながら獲得標高がGarmin 520J比で2〜2.5倍になってしまいます。Garminが絶対に正しいとは限らないのですが、パワーメーターで言うSRMみたいなベンチマークみたいなものなので、520Jに近いに越したことはありません。これは今後のファームウェアのアップデイトなどで改善されるの期待します。


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Blue Lug代々木公園店さんに初めて伺った後に、新規開店したばかりのVelostyle Ticket shibuya NHK前さんへ。GevenalleもPDWも取り扱って頂いております。


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夜はマーケットリサーチしておりました。

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翌朝は早起きして定宿の押上から新宿駅まで自走し、輪行にて1時間と少し「ホリデー快速あきがわ」というやつに乗ります。これが大変な曲者で、車両の前後で奥多摩駅行きと武蔵五日市駅に別れており、途中で切り離されることになります。大阪の田舎者にはハードルが高く、とにかく車両をガン見して乗りました。大都会東京ですが、拝島を過ぎる辺りから段々と田舎の景色になり、終点の武蔵五日市駅に降り立つと凄く人が少なくて最高に田舎なのかな・・と思いきや、改札を抜けるとバスを待つ大量のハイカーの姿や輪行を解除するサイクリスト多数で、意外と賑わっていました。さすが東京。田舎まで都会です。


早速MTBを組み立てると、浅間尾根駐車場という所を目指してひたすら檜原街道を走ります。遠いです。距離30kmで獲得標高が885mという程度なので、斜度は緩いのですが、前半はアップダウンが続き、後半は斜度がぐっと上がります。途中で待ち合わせをしたMさんに追いつき、ここからはゆっくりと都民の森を目指します。正直、檜原村をなめてました。都民の森の手前数キロなどは東京都とは思えないほど山深くエピックで、どこを切り取ってIGに写真を上げても100いいねは稼げるレベルです。車はそれほど多く通りませんが、週末だったのでモーターサイクルが多く、結構寝かしてコーナーを駆け上がっていきます。実際、ガードレールに刺さった人も見たので、並走などせず、前にも後ろにも注意して走った方がいいと思います。


上の写真は都民の森というスポットで、バイクラックも用意されており、多くのサイクリストで賑わっていました。ここから目的地のトレイルヘッド、浅間尾根駐車場まではすぐです。武蔵五日市駅から2時間くらいは要したと思います。


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浅間尾根駐車場です。さて、ここから浅間(せんげん)尾根、もしくは浅間嶺と呼ばれるトレイルに入るのですが、ここは既に多くの情報がwebやSNSで公開されており、また自転車での走行を禁止する立て看板もありませんので、ここで紹介しますが、このブログを見て走行される方は、東京都マウンテンバイク利用推進連絡協議会が作成した自主ルールブック「Safe Trails」を参照の上、走行するのをお奨めします。一旦浅間尾根に入ると、エスケープのルートは限られますので、例えば落車して自分で動けない状況になると、高い確率でドクターヘリの出動になりますし、救急車の入れる場所でも最悪は病院まで2時間以上必要な場合もあるようです。


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脅かすのはここまでにして、この看板の裏がトレイルヘッドです。トレイルヘッドを見て興奮するようになったら、立派な変態の仲間入りです。看板の左の細い所を抜けて行くのです。


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途中、トレイルからの眺望です。これが東京都なんて。


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かなり走りやすいトレイルで、あまり荒れておらず、理想的とも言えます。実は浅間尾根は下り基調ではあるものの、アップダウンがかなりあり、下り系のバイクだとよっぽどのフィジカル強者じゃないと酷い目に遭うので、車で頻繁にシャトルされることも無く、路面が守られてきたのだと思います。


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この辺、凄く良いですよ!浅間尾根って10kmほどあるんですよね。押し担ぎ無しのほぼ100%乗車可能なトレイルが東京都内から電車で1時間の距離にあって、しかも今の所は看板が立っていなくて、走行可能というのは本当に希有な場所だと思います。


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バイクはCANYON EXCEED CF SLX 9.9 PRO RACE TEAMです。価格は60万円なのですが、DTのホイールが30万円、RS RS-1が20万円ほどしますので、CANYONお得意の計算が全く合わないやつですね。


トレイルの最後は強烈に路面がガレて、斜度もやや上がるのですが、HTでギリギリ楽しいのと楽しく無いの狭間くらいの感じでしょうか。トレイルを抜けるとそば処みちこという蕎麦屋さんが現れるのですが、東京のサイクリストにも有名なお店みたいです。ここからは舗装路をクネクネと一気に下るのですが、確かにロードバイクで逆から登るとSufferだと思います。


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Mさんと別れると、今度は檜原街道を気持ち良く下り、ジンケン君の東京裏山ベースにてカレーを頂きました。武蔵五日市駅の本当にすぐ前です。これだけのハイカーやトレイルランナー、サイクリストが続々と訪れるこの地なら、確かに成立する形態だと思いました。バイクレンタルもガイドもしてくれるみたいなので、MTBの知識が全く無い方は是非相談してみてください。


10th Anniversary party
翌日は二子玉川のAbove Bike Storeさんで10周年パーティだったのですが、楽しすぎて写真が1枚もありません!その模様は須崎さんのブログで。素晴らしいパーティーでした。次の10年も遊んでください。


この夜はOSTRICH OS-500をマットレスにして、羽田空港国際線ロビーで寝ました。かなりマットレスとしても優秀なのでお奨めですよ。



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