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Rapha Prestige上勝

先週末、Rapha Prestige上勝を走ってきました。


なぜ徳島の上勝になったというと、その経緯はシオスト古川氏のブログに書かれています。


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前日金曜日から徳島入りしたのですが、上勝には30チーム x 5人を迎えるキャパシティが無く、我々は10km離れた勝浦の元小学校をリノベーションした宿となりました。


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大変暖かく迎えて頂き、自転車の保管場所もセキュリティ万全。


ChanNu Cycling kit
今回のChanNu Cyclingのキットはこんな感じです。いわゆるApple方式で、当日までデザインは秘密、発表した翌日から販売開始というジャージの販売方式としては画期的でした。ジャージとキャップはこちらで購入できます。


3月上旬に上勝開催が発表されてから、Rapha Prestigeのしおりなる文書をfbに放流したのですが、「Prestigeはロードバイクのイベントである」と熱弁した挙げ句、僕はSLATEを持参するという最高の出オチを決めました。


実はRaphaのモトジさんに相談して、基本的には距離が150kmあるのでロードバイクの方が楽である、と事前情報を聞いていたのですが、なら逆にタイヤが42Cのバイクでどこまで走れるのかという自分へのチャレンジと考えることにしたのです。


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Teisuke Morimotoさん(@teisuke)が投稿した写真 -



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Teisuke Morimotoさん(@teisuke)が投稿した写真 -



実はライド自体は大変順調で、余裕でゴールできると信じ切っていたのですが、第1CP到着が11時半となり、これは意外と余裕が無いのでは?とうっすら気づくことになるのです。


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第1CP後のグラベルでは全員がシクロクロッサーである我々にとって舗装路も同然です。パンクで苦しんだり、バイクを押している他チームをゴボウ抜きで一気に時計の針を巻き戻します。考えると1回のパンクで15分を失ったとすると、5回で75分です。やはり、トータルで速かったチームはパンクがゼロ、もしくは大変少なかったようです。


色々とRaphaモトジさんからも聞いたのですが、パンクの多くはリアで、タイヤカットは少なく、抜重せずに段差に突っ込んだ結果リム打ちというケースが多かったそうです。また、これは僕が昨年にタスマニアのPrestigeで身を以て体験したことですが、CO2ボンベを使うと、グラベルに十分耐えるまでに空気圧が上がらないのです。なので、余計パンクしやすくなるという負のスパイラルに陥ります。CO2は基本的には応急用と考え、多少時間は必要ですがフレームポンプできっちりと空気圧を上げるのが良いです。


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僕の乗るSLATEはと言えば、申し訳無いほど楽です。基本的にはあらゆる路面を4気圧で走るのですが、グラベルではどんな自転車よりも前に進みます。例えばMTBの方がもちろんグリップするのですが、それは逆に言うと抵抗が多いということです。フラットダートをMTBと並走すると分かりますが、明かにSLATEの方が足を止めないとMTBを置いて行ってしまうのです。


これはSLATEのために設計されたスリックタイヤがキモになっています。最近はグラベル系のセンターがヤスリ目でサイドブロックのあるタイヤが出ていますが、結局の所、センターのヤスリ目は早い段階で摩耗して性能が低下してしまいますし、サイドブロックは舗装の下りではヨレてしまうので不必要です。つまり、ケチな話ですが新品の状態からとことんセンターが摩耗してしまうまでタイヤの性能が安定しているのです。自転車で一番重要なパーツはタイヤ、当たり前すぎて忘れていた事実を思い出すのです。


最近分かってきたSLATEの走り方というのがあるのですが、路面のグリップ加減を見極め、必要以上のトラクションを掛けないことです。タイヤのグリップ力が低いので、力一杯踏んでも無駄です。路面を見極め、自分の走りたいラインに集中するのがポイントです。


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で、平地部分もそれなりに頑張って最後の山に辿り着き、第2CPでスタンプを貰ってグラベルに突入・・と思ったのですが冷酷にもそこで切られてしまい、その結果距離127kmの獲得標高3,400mということに相成りました。その時点で18時だったので、そこから2時間近く掛かると考えると20時のゴールとなりますので、仕方のないことです。車に回収されて最後のグラベルの出口で降ろしてもらって月の宿までは自走で下ったのですが、もう真っ暗です。


ゴールできなかったのは大変残念なのですが、直前に決行した高野山自走往復練習の方が遙かに強度が高く、上勝のコースは斜度が全般的に緩めでSALTEのおかげもあり体はあまり疲れませんでした。過去のPrestigeの中で最も体への負担は少なかったものの、獲得標高が単純に例年よりも多かったのと、Rapha側が狙ってPrestigeを本来の過酷なレースに揺り戻した感がありました。完走したチームは6チームとも7チームとも言われており、CP2に辿り着いたのも我々が最後だったようで、それも15チームほどだったそうです。あと30分ほど速く走ればゴールできたのかもしれませんが、これも結果論ですね。ちなみに日本人チームで一番速くゴールできた、4人構成で足の揃ったパナソニックでさえも17時20分のゴールだったとお知らせすると、いかに過酷だったのかお分かり頂けるでしょうか。


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翌日はMMCライドがあったのですが、確か15人のグループが5つほどあったので、75人の参加です。Prestige参加者以外も多く上勝のポテンシャルを感じさせました。


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僕はPrestigeのコースも好きですが、MMCライドのコースも大好きでした。


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今回から投入のKABUTOのグローブ良いです。KABUTOのウェブサイトにある画像よりも、実際はこのようにもっと手首側に生地が伸びています。従来のデザインだと、可動部である手首にグローブの境目があるため、手首が動く度にその境界線を意識させられていたのですが、この剣道の小手の様に手首まで伸びたエアロデザインは、手首周辺が不自然に締め付けられず、素手感覚でストレースフリーなのです。エアロ効果は正直全然分かりませんが、手首辺りの開放という意味では大変素晴らしいプロダクトです。


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Evoqueも悪く無いのは認めますけどね。


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一福新浜のミニ中華丼セット肉入り950円です。シオストのゴリ曰く、リカバリーフードで、風邪も治るそうです。


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一福新浜の駐車場が埋まりました。


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スタンプは一応二つ貰っていますし、フィニッシュタイムも記入されています。それでも、気になるのは走れなかった最後の極上とも極悪とも言われているグラベルです。


Rapha Japanのみなさん、シオストの二人、そして上勝町の皆さん大変お世話になりました。Raphaのようにただ単に服を売るのでは無く、カルチャーを生み出すその姿勢には常に感服するのと同時に、少しでもそれに近づこうと思う訳です。誰もがやり遂げたことの無いイベント徳島で成功させたシオストの二人にもリスペクトです。今月中か、GWにでも忘れ物を拾いに再訪しようと思っています。



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