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Rapha Prestige Launceston [1]

Rapha PrestigeはかつてGent's Raceという名前だったのですが、女性も参加するのに「Gent"s」と名乗る問題(性差別の問題は海外ではシリアス)、「Race」と名乗ることによる色々な弊害(特に保険みたいです)のため、Prestigeと改名されて今に至ります(至るみたいです)。


さて、今回Rapha Japanの矢野さんから電話があり、急遽誘われたのですが、あまりにも直前だったので断る寸前でした。でも、オーストラリアに今後行くことはあっても、タスマニア州行くことは無いだろう、ならこのチャンスを逃すことない、と思って無理矢理予定に入れました。海外出張に行って後悔したこと無いですからね。


っていうか、矢野さん、今後は誘ってくれるならもっと早めにお願いします。


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3月11日(水)の夕方に関空に出発。荷物はこれだけ。今回はSQだったのですが、段ボールの三辺の和203cm以下ルールをANAみたいにうるさく言われることがなく、快適でした。ANAはカウンターの中の人によってオーバーチャージを請求されたり、されなかったりがあるので、ある種、ルールの運用にブレがある訳で、あれこれ考えたり、ドキドキしたりするのが面倒なんです。


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シドニー国際空港です。通常、自転車の箱くらい大きくなると、ターンテーブルに流せなくなるので、このようにオーバーサイズ用の荷物が出て来る場所があります。ここで待機しましょう。空港によってはターンテーブルの所まで運んでくれる場合もあります。


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シドニーのダウンタウンにあるスーパー。エナジーバーが600円近い。物価の高さやばいです。


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シードニーに一泊して、翌朝にローンセストンに飛びます。Raphaのスタッフがラグジュアリーなやつでピックアップにきてくれました。今回、初めてJetstarを使ったのですが、良いですね。荷物が流れて来るのも早いし、オーバーチャージの規準や金額が明朗会計なので不公平感が無いです。サービス自体も最低限のレベルに達していると思いますし。


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今回のPrestigeは元プロ選手のマイケル・ウィルソン氏の所有するVelo Winesがスタート/フィニッシュとなり、その近所にあるキャンプサイトが宿舎となりました。


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早速タマル川沿いを20kmほどイージースピン。


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Velo WinesのレストランでMOO Brew(Rapha豪のパイキーお奨め)が繋がっていたので、早速テストライド。ちなみに、タスマニアはホップ、蜂蜜、リンゴなどの産地として著名で、特にビールクズ的に優れたホップを産出しているというのは見逃せません。日本で醸造されるビールは水以外のほとんどの材料を輸入に頼っており、ホップに関しては少しデータが古いですが、ほぼ全てを輸入に頼っています


ちなみに、お隣NZもホップの産地として有名で、ネルソン・ソーヴィンというホップがあり、白ワインの元となるソーヴィニヨン・ブランのような豊かな香りを持つことで知られ、いわゆる一つのブランドなっています。なのでカウンターで「おっ、ネルソン・ソーヴィンか」と独り言など言うと、バーテンにウザがられますのでお奨めです。閑題休話。


Rapha Prestige Launcestonの模様をSONY Actioncamで撮影したものです。5分30秒にまとめてあります。途中で電池切れしてDay1は後半部分がありませんが、雨と強風であまりに過酷な天候だっため、カメラをケアす...

Posted by Teisuke Morimoto on 2015年3月23日


Prestigeの模様はこちらの動画をご覧下さい。今回は1チーム4名、うち1名は女性というルールがあり、インドネシア在住のグレイスというライダーが加わったのですが、金曜日に合流した時点で世間話をしていると、ヒシヒシと「この人めっちゃプロやん」という感じが伝わってきて、バイクを見るとSRMが付いてるし、月間2,000kmの練習量だとか言うし、「得意分野は?」と聞くと「平地が得意で・・2年前のインドネシアTT選手権で優勝した」とかサラっと言うし、この時点で僕は死を覚悟しました。


Day1のハイライトはJacob's Ladderというナショナルパーク内にあるグラベルの峠なのですが、これが予想を上回る辛さで、しかもこの峠に辿り着くまでにBAUM(ボームと発音してました)チームのトレーニングライドレベルの鬼引きにやられて、おそらくこの時点でTSS200には達していたと思います。つまり、足はもう終わりかけていたのです。しかも、女性ライダー、腹の出たオッサンライダー、ひょろっとしたライダー、全員が漏れなく速いのです。腹の出たオッサンも額から汗をポタポタ落としながら、必死で、全力で登っていきます。


このJacob's Ladderを下るのですが、僕はモトジさんの後ろについて限界近くで走っていたつもりなのですが、前を走る女性達に全然追いつかない。めちゃめちゃ速いです。もうすぐグラベルが終わるという所で前輪がパンク、この時のログを見ると60km/h近くのスピードで、僕は死を覚悟したのですが、そ〜っとブレーキを掛けて徐々に減速し、なんとか止まることができました。


今回は新品のグラベルキング23CにR'AIRの組み合わせでした。今まで25Cを使っていたのですが、やっぱり23Cは軽快さがありますね。オンロードに振られたトレッドパターンもグラベルではラインを慎重に選べば60km/h以上でかっ飛ぶことができますが、今回のスムースで高速なグラベルには疲れて来たり、僕のようにテクニックが不足していると回避できない石や溝があり、これを高速で踏むと一瞬で貫通パンクしてしまいます。都合4回パンクしたのですが、これは今回のレコードみたいです。フレームのクリアランスの都合で23Cを採用したのですが、Jacob's Ladderを下る場合は25Cをお奨めします。


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Teisuke Morimotoさん(@teisuke)が投稿した写真 -



この日は最後の40kmほどから雨に強風に見舞われ、さらに道もロスト、我々3人の日本人ライダーは不屈のグレイスに木っ端微塵にされました。ハンガーノックに次ぐハンガーノック、すぐ脇を猛スピードで通過するトラック、道端に落ちて悪臭を放っているオポッサムにカンガルー、僕が今まで参加したRaphaのライドで最も過酷だったことを保証します。僕も過酷さは予想していたので、それなりに乗り込んで、それなりに用意して参加したつもりなのですが、天候の変化をナメていました。まさか峠で0度近くになるとは思わなかったですし、大雨に見舞われるとも思いませんでした。「南半球?秋口でしょ?天気いいでしょ?」と考えたのが大間違い。コンビニはもちろん、自販機、ガソリンスタンド、トイレさえ皆無で、そもそも民家すらない。Jacob's Ladderを登り切った所にある小屋が唯一の補給地点で、オフィシャルからのサポート、フィードはゼロでした。



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その日のディナー。サックスのシャツを着た人がマイケル・ウィルソン氏、ジロやブエルタでステージ優勝したことのあるレジェンドです。右の白いニットの人がティム、彼も元レーサーで、ウィルソン氏の助けで欧州に渡り、数年レースをしていたそうで、AG2Rの前身チームに所属して、チッポリーニなどと一緒に戦った世代だそうです。


これでDay1の終了。Velo Winesから宿まで戻る途中、空を見上げると今までみたこと無いほど星々が輝いていました。矢野さんがすかさず「野辺山も凄い」と野辺山を押しをしてきたのは言うまでもありません。


Day2に続きます


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