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PDW Lars Rover 650

自転車用ライトの評価サイト、bikelightdatabase.comにてPDWのLars Rover 650がレビューされています。さすがに専門の評価サイトだけあって、切り口は鋭く、翻訳しながらなるほどと思うことばかりで、FL1規格については初めて知りました。以下、少々長いですが勉強にもなりますのでどうぞ。「積分球」というのは初めて聞きました。


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ポートランドデザインワークスはこの数年、洗練された、かつ上手く設計されたライトのリリースを続けている。The Lars Roverは2013年にリリースされたAether Demonテイルライトに続く、USBリチャージブル・ヘッドライトへの進出である。高品質なライトマウントが数多く付属し、FL1規格に準拠、適切な光学系、素晴らしいセレクションの点滅パターンを持つ。詳細は以下を参照。


●ビームおよび光学系
Lars Roverは標準的な円形レンズを持っている。ビーム形状は滑らかであり、十分な光量を持ちながらも道路の両側も十分に照射する。レンズに水平カットはされておらず、ビーム形状は完全に左右対称である。つまり、これは対向するトラフィックを眩しくさせないよう、ライトの角度を下げる必要があることを意味する。


このライトで夜間の峠を越える際、進行方向にあるものを照らすのに十分で、深夜のシリアスなマウンテンバイクライドでも、もっと何かをしたいと思える程の光量だ。シティライドでは3段階の中間の光量で道路の穴や、スノーストームが残していったグラベルのパッチーワークを避けるのに十分以上である。


●横からのLars Rover

Lars Roverにおける唯一の顕著な不満は横からの視認性が完全に欠落していることだ。多くの自転車と車の交通事故は交差点で発生するため、横からの視認性はライトにとって決定的に重要である。ほとんどの自転車用ヘッドライトは最低でも一つのカットをサイドに設け、少しでも光が漏れるようにしている。さらに踏み込み、サイドに黄色のLEDを配置している物もある。Lars Roverはライトの前に立つ人の防眩のため、光量を制限していない。これはマウンテンバイクのためのライトとしては許されるものの、コミューターやロードバイクのマーケットでは重大な怠慢と言える。


Lars Roverは二つの素晴らしいフラッシュ・パターンを持つ。一つはゆっくりとしたパルスモードで、拡散は無いが十分に目立つことができる。ライトのサイクルは1秒のほぼオフとロー(120ルーメン)の繰り返しだ。パルはオフになる時よりも速くオンになり、これは目を惹く。夜に使用するには最適な点滅パターンで、ドライバーや自身の視界を過剰に刺激しない。


二つ目のフラッシュ・パターンは正反対である。クレイジーで、高速なストロボパターンだ。私ならこのパターンは日中しか使用しないだろう。これはライダー本人と周囲の視界の両方を邪魔することになる。しかし、明るい日中ならこの点滅パターンは注意を喚起するのにとても効果的だろう。PDWは状況に合わせて二つの異なる点滅パターンを提供するという、素晴らしい仕事を成し遂げている。これらのパターンを効果的に、思いやりを持ってどのように使用するかは乗り手に委ねられている。


●バッテリー寿命と充電

多くのバッテリー一体型ライトと同じく、Lars Roverはリチウムバッテリーを内蔵し、付属のUSBケーブルで充電する。付け加えるなら、PDWはもっと普及しているmicro USBではなく、mini USBケーブルを選択している。ほとんどの携帯電話、タブレットはmicro USBを介して接続するが、2014年に発表されたデバイスでmini USBを採用しているものはわずかしかない。これは独自の充電コネクターを持つものよりも随分ましではあるが、友人の携帯電話充電ケーブルを借りて充電するチャンスは少なくなりそうだ。


●バッテリー持続時間
我々のテストでは、最も明るいセッティングで公称の2時間を超える2時間15分点灯し、10%の向上が見られた。出力は完全にコントロールされておらず、ビームの距離は1時間で128mから108mへと低下し、2時間15分に到達前にバッテリー低下を示すインジケーターは点灯、完全に沈黙するまでには4時間を要した。これは、もしLars Roverをフルパワーで使用していないのであれば、バッテリーが低下したとしても、十分に帰宅できる余裕があるということだ。


ポートランドデザインワークスは増え続ける、FL1規格に準拠したライトを製造する会社に加わった。FL1規格は自転車用ライトのルーメン、電池寿命、耐候性、耐衝撃性の、再現性のある測定方法とマーケティングガイドラインを定義している。Lars Roverのルーメン出力とバッテリー持続時間の両方は積分球でのテストによって保証されており、広告されている通りの出力があることを意味する。我々のバッテリーテスト(FL1準拠)ではポートランドデザインワークスの主張するバッテリー持続時間よりも、わずかに長い寿命を示した。


●概要と比較

Lars Roverは高品質でスタイリッシュなライトで知られる会社の、ハイパワー・ヘッドライトへの最初の進出である。多彩な点滅パターンと素晴らしいビーム形状を持ち、一般的な一体型ライトとして標準的なバッテリー寿命、素晴らしいマウントオプションが付属するFL1規格準拠のライトだ。サイドからの視認性はアーバン・ライダーにとって考慮すべき点だが、第二のライトを用意すれば問題にはならないだろう。


見た目が非常に似ているPlanet Bikeの新しいBlaze XLRライトに比べ、Lars Roverはより多彩で強靱なマウントを持つ。Blaze XLRはわずかに長い持続時間を持ち、XLR650が2時間25分に対し、Lars Roverは2時間15分となる。しかし、どちらのライトも公称値を超える10%の時間さらに点灯を続けた。


http://www.bikelightdatabase.com/portland-design-works/larsrover650/


翻訳はここまでですが、ここでメーカーの提供しているデータを御紹介します。


●5つのモード: 175ルーメン(7.5時間)、340ルーメン(4時間)、650ルーメン(2時間)、早い点滅(10時間)、パルス(10時間)
●バッテリー低下インジケーター点灯から15分のパワー・セーフティーモード。
●パナソニック純正リチウムイオンバッテリー、CREE™社製 LED、テキサス・インスツルメント™社製内蔵サーキット
●最後に使ったモードのメモリー機能
●電源の誤作動を防ぐため、1秒長押しのオン/オフ機能
●USB充電、USBコード付属、満充電5.5時間
●3種類のマウントが付属: Mission Control™(不整地用)、Mission Control™ 2(シティーライド向けラバー製のクイックマウント)、ほとんどの穴有りヘルメットに適合するマウント
●125g
●希望小売価格14,000円(税抜)


Into the Night from PDW on Vimeo.


レビューでは軽くしか触れられていませんが、Lars Roverには三種類のブラケットマウントが付属し、これらが良く考えられています。Mission Control™はハンドルバーに強固に固定できるブラケットで、ハンドルバーの径に合わせて三段階に調整が可能です。MTBでダートを走る場合はこちらをお奨めします。


Mission Control™ 2はいわゆるknogタイプの、ラバーで固定するタイプなのですが、ロードバイク、シティバイクはこのブラケットで十分で、簡単に着脱が可能なので自転車を乗り換える場合、駐輪の際に取り外す場合に便利です。


ヘルメットマウントはベルクロでヘルメットの穴に固定するのですが、夜にMTBでトレールを走る時は重宝しそうです。レビューでも触れられていますが、Lars Roverは高い光量を持ち、横にレンズを持たないのでシティーライドというよりも、MTBライドをターゲットにしているのかもしれません。実際に、プロモーション動画もMTBでのナイトライドです。


既に入荷済ですので、お近くのPDW取扱店様にてご注文ください。ナイトライドのお供にどうぞ。個人的にも使用していますが、自信を持ってお奨めできます。


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