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ROTOR PowerとPower Tapのあるパワトレ生活

土井選手の「敗北の無い競技」を読んで思ったのですが、本当の意味での体系立った科学的トレーニングに取り組んだのは2009年にスキル・シマノ入りしてからなんですよね。それまでもSRMでパワー管理していたようですが、他の選手からトレーニング方法を教えてもらう程度だったようです。


時は2014年。パワーメーターも安くなり、ソフトウェアも充実しています。僕の場合、ロードバイクにROTOR Powerを装着、シクロクロスバイクにはPower Tapを入れていますので、全てのレース、トレーニングでの負荷を管理できています。


これが重要で、レースバイクにパワーメーターが無い、トレーニングバイクにはパワーメーターが無い、というのではトレーニングロードが厳密に管理できなくなるので、すべてのバイクにパワーメーターを装着するのがパワトレのスタート地点。


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その上で活躍するのがGolden Cheetahなどのトレーニング管理ソフトウェアです。画像はGolden Cheetahです。ピンクのALTが短期的な疲労です。このピンクのグラフが上に行けば行くほどキツいトレーニングをしたということです。


青のCTLはトレーニングロードで、どれくらいトレーニングを重ねて蓄積したのか、という指標でこれが上に行けば行くほど足が仕上がっていることになり、速く走れることを意味します。


緑のTSBはフレッシュさ、疲労具合を意味し、グラフが下に行けば行くほど疲れています。個人的にはレース前にテーパリングして多少CTLを下げてでも、TSBを戻して疲労を抜く方が良い結果がでるような気がします。ただまぁ・・2日も練習をサボるとTSBはすぐに戻るんですけどね。


ちなみに、3月5日からCTLがジワジワ下がっているのは台湾出張、さらに帰国して数日おいてそのままアメリカ出張に行きましたので、3月24日に帰国後初の三本ローラーに乗るまで下がり続けます。スポーツ選手にとって出張は大敵ですね。アメリカのそれなりのホテルに行くと、ジムが併設されている理由がようやく最近理解できました。


で、そこからライドを再開して順調にRGR小国を目指してCTLは戻っていきますが、左耳手術のため、入院のどさくさがあって、ややCTLを下げた状態で外泊してRGR小国を走ります。なので4月19日のCTLとATLが恐ろしく跳ね上がっています。ただ、ラピュタ手前でGarminがROTOR Powerを認識しなくなり、肝心な、一番美味しい登りでのログが失われているのが本当に残念です。


入院中は当然CTLを下げ続け、外泊の時に自宅で三本ローラーに乗るなど、無駄な努力をしますが、退院後の5月3日に日吉ダム往復でガツンとCTLを戻すことに成功しています。その分、とても辛いライドだったのは言うまでもありません。


現在はパワトレを始めて過去最高レベルのCTLに到達しています。当然、普段の周回練習でも自分でも驚くほどのワット数が出ています。ただ、今のCTLだと、多少普段の朝練メニュー(短時間高強度)を実行しても、CTLは現状維持程度、1日完全レストを入れると簡単に下がってしまうのです。


なので、週に1度は150kmの山岳を入れたロングを取り入れないとトレーニングロードを積んで行くのは無理そうです。トレーニングには漸進性の法則があり、自分が強くなると、その分トレーニングの負荷も上げてやらないとそれ以上さら強くなれないのですが、こうやって数字とグラフではっきり見せつけられると、自分が足を踏み入れた世界の深遠さに畏怖するばかりなのです。


最新のガジェットとソフトウェアの助けを借りて自分の体をチューニングして行く感覚は最高に面白いです。


Power Tap
http://shop.kirschberg.co.jp/?pid=71893277


ROTOR Power
http://www.diatechproducts.com/rotor/power.html


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