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日本語で読める世界最高の自転車乗りのためのポートランドガイド[その4]

もう意地です。このシリーズ続けます。今回は自転車店編。


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もしあなたが新たに自転車店を開業したいと考えてポートランドに行くなら、自転車店を何軒を巡るのも有りでしょう。しかし、ポートランドという街を楽しみに行くなら、それは決して楽しい行為にはならないと思います。数件のお店を巡るだけ十分に楽しめると思います。


参考までに、どの店にも言えることですが、ドアを開けて入店した瞬間に"How's it going?"と笑顔で声を掛けられます。フォーマルな感じなら"May I help you?"かもしれません。日本人的感覚から言うと、声を掛けないでそっとしておく、というスティルスな接客が良しとされる風潮がありますが、アメリカではSupreme以外にそんな店はありません(いや、もっとありますよ)。


なので、"How's it going?"なら"Awesome!"や、"Pretty good"あたり、"May I help you?"と言われたなら、目当ての商品の名前を言う、もしくは見るだけなら"No thanks, just look around"と言っておけば間違いは無いと思います。なので英語が分からないからと言って問いかけに無言で笑顔で返してから店の中をウロウロと見て、無言でドアを開けて帰って行くというのはお店にとっても不気味な客ですし、かと言って店員さんもカスタマーに声がけせず、放置しておくのもサービスの欠如ということになり、その人は上司に後から怒られるかもしれませんし、色々なことが丸く収まらないことになりますので、店員さんとはコミュニケーションに努めましょう。色々なことを教えてくれたり、新製品を見せてくれたり、きっと色々と楽しいことが起こるはずです。


さて、適当に紹介していきます。


River City Bicycles
この店はポートランドの顔と言ってもいいでしょう。MTBからロードからシクロクロスまで幅広く取り扱っていますので、大きなお店ではありますが、名古屋のカトーサイクルさんやY's Roadさんの大型店と比べると品揃えは劣ると言わざるを得ません。ただし、Raphaは置いてありますし、シューズにバッグに補給食など品揃えはやはりポートランドで一番ですので、困った時はまず行ってみましょう。Raphaもセールの時は結構安いですよ。実は2Fに在庫車両ががもっと置いてあるのですが、試乗コースも作られていて、ステムなどあらゆるエクステンションが用意されていて壮観です。雨の日でも試乗ができる、フィッティングスタジオになっているのです。


Velo Cult
サンディエゴから数年前にコレクションのビンテージMTBを売り払ってポートランドへ移転してきました。入って右がサービスのスペース、右側にはタップがあります。運良くオーナーのスカイに会えると、地下のコレクションルームに案内して貰えるかもしれません。めちゃめちゃ自慢されますけどね。特筆すべきものはありませんが、カウンターでビールを飲みながら、展示してあるビンテージMTBの数々を穴が開くまで見てください。NE42なのでダウンタウンからは遠いので車で行くのが良いかと思います。自転車で行くとまぁまぁ疲れるかも。


Cyclepath
ポートランドにはいわゆるMTBショップが2件しかありません。もちろん、MTBを置いてある店は多数ありますが、いわゆる日本でいうMTBプロショップとなると、僕の把握している範囲ではたった2件です。前のエントリでも書きましたが、ポートランドはMTBの街で無いのです。その1件がNEにあるCyclepathです。Mootsに大変力を入れおり、ストックのMootsも多数置いてあります。また、最近はBreadwinnerにも注力しているようですね。MTB乗りの方は是非足を運んでみてください。


21st Ave Bicycles
ここは・・不思議なお店なんですよ。基本的にはコミューターの修理がメインの店で、それほど高い車両も置いてありません。しかし、過去にここのスタッフがRaphaに入社したり、Chromeのイベント担当になったりと、人材を輩出してるんですよね。自転車店なのになぜかPolerのアパレルも置いてあるし、場所もそれほど便利という訳では無いのですが、Raphaの事務所が近かったり、お洒落エリアではあります。皆さんも是非その秘密の謎解きをしてください。


Fat Tire Farm
ここがもう1件のポートランドにあるMTBプロショップです。そして、唯一のDHを得意とする店です。オーナーは21st Aveと同じなのですが、ここまでキャラクターの違う店を経営するというのは面白いですね。どれくらい凄いのか言うと、River Cityの3倍のSanta Cruzを販売しているとか。3倍ですよ。実は行ったことが無いのですが、それほど大きな店では無いそうです。NWの外れにありますので、よっぽどMTBに興味がある方以外は行かなくといいと思います。



Portland Bicycle Studio

ちょっと前に引っ越したしたはずなので、新しいお店にはまだ行けていませんが、モリー・キャメロン本人がフィッティングしてくれる、その店名の通りスタジオです。上の写真が前の店の様子です。もちろん、ショップもあります。シクロクロスに力を入れているので、ヨーロッパ産ハンドメイドCXチューブラーが豊富に置いてありますので、買い物するのもありです。新しい巨大店舗をオープンさせようと考えている日本のショップさんには多いに参考になると思います。


West End Bikes
Ace Hotelから1ブロックですので歩いてすぐです。比較的最近オープンしたスペシャライズド・コンセプトストアなのですが、独特の、悪い意味でのコンセプトストア感はありません。コンセプトストアをオープンさせようと思っているショップオーナーさんには絶対に訪れて欲しいです。このようにフラッグシップブランドとサブのブランドを混ぜるんだ、という好例だと思います。


Sellwood Cycle Repair
CX東京にも参戦しているCXレーサーのエリック・トンキンがオーナーの店です。SEのセルウッドというエリアなので結構ダウンタウンからは外れになりますので、車で訪問するのが良いかと思います。元々はもっと小さな、本当にリペアーを得意としたお店だったのですが、これが大成功して今のビルディングをキャッシュで購入した、というポートランドの自転車業界のサクセスストーリーの一つに数えられています。数年前にはKONAを全米一販売したと聞いています。リペアなどのサービスを主眼としたお店を作ろうと思っている方は必見です。エリック本人もバリバリに働いています。


Clever Cycles
ここは個人的に好きな店です。ブロンプトン、クリスチャニアなどのヨーロッパブランドに加え、アメリカブランドのコミューターやカーゴバイクをずらりと揃え、BROOKSの在庫も圧倒される量を誇ります。ブロンプトンのディスプレイの仕方など、VMDも素晴らしいですので、それだけでも見る価値あり。ポートランドでは珍しい、ヨーロッパを感じさせるお店です。


以上、9店舗ですが、自転車店に行くのも楽しいですが、業界人でも無い限り、個人的にはもっとライドに行ったり、カフェに行ったり、買い物をしたりする方がもっと楽しめると思います。なので、次はポートランドで買い物編です。


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