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ROTOR Powerを組み付けました

クランクセットは届いたものの、ギア板とBBが欠品で21万円の文鎮だったROTOR Powerですが、ようやく組み付けました。


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盆栽自転車店さんのご厚意で、在庫からROTOR純正BSA30BBを送ってもらう、という荒技で一気に組み上げました。ROTORのnoQリングはそれほど変速性能がカンパ純正より悪くなったとは感じません。ちょっとチェーンがチャラつく感じがしたので、微妙にFDを調整しましたが、その程度です。


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取付ですが、至って簡単です。カンパのカップを緩める時に若干腰に来たくらいで。あと、BB裏側にネジ止めされているケーブルガイドのネジの頭がBBシェル内に突きだしてる量が多すぎて、30mm径のBBアクスルに干渉したので、ワッシャーを入れたくらいでしょうか。


面白いなぁ、と思ったのはROTORはベアリングへの与圧を左クランクアーム根本とBBカップの間にあるダイアルを回して調整するのです。カンパのハブの調整機能と同じような感じです。970系XTRや7800カーボンクランクと同じ方式だとか(twitter情報)。


カンパのクランクはウェイブワッシャーでの自動調整なので、何もすることができない。実際、クランクアームを水平方向に押し込んでみてください。ウェイブワッシャーが押されて左右のクランクアームごと数ミリ動きます。これを許せない人もいるみたいで。(僕は気にしませんが)


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この写真ですが、Garminで左右のペダリングバランスをリアルタイムで確認できます。現在、左右のペダリングバランスを確認できるクランクは発売開始になったパイオニアに加え、Quarq RED 2012 Cinqoが可能なようです。上の画像はペダリングバランスをGarminに表示させた所。見たことある人は少ないんじゃないですか?ちなみにペダル型ならGarmin Vector、Look/Polarが左右にセンサーを持つので独立した計測が可能です。


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ROTOR Powerがパイオニアと同じく、他社に比べて先行しているのがこれです。左右のクランクに独立して存在するセンサー。なので左右に電池が入っています。ROTOR Powerは左右のペダリングを独立してモニター、ログを残すことができるのです。ちなみにパイオニアはROTOR社よりさらに先行しており、入力方向までビジュアル化することができ、この辺りは完全にパワーメーター界の先頭を突き進んでいます。各社とも、必至に追い上げている所だと思いますが。


これのメリットは、例えば右足で200Wで踏み込んでいる時、左脚は送り脚ですが、どうしても100%完全に右脚のペダリングを邪魔せず、綺麗に引き上げるのが難しいためネガティブ方向への入力が起こってしまいます。例えば左脚で10Wをロスしているなら、普通のパワーメーターでは190Wと単純にGarminに表示される訳ですが、ROTOR PowerならPC上でもっと詳細に独立して左右のログを見ることができます(できるそうです)。


実際に昨日、いつもの周回コースに行って、いつも周回練習をしてみたのですが、とても面白い!今でも心拍を指標にトレーニングしている人も多いと思いますが、心拍は自分の体調に左右される上、強度に対して心拍の動きは反応が遅い、同じ心拍を維持していると実は出力自体がジリジリと下がって行く、など結構参考にならない部分も多いのです。


また、この周回コースは冬場などは風の強いことが多く、単純に周回タイムや心拍でその日の練習を評価するのが難しく、練習の評価をするのが難しいというのは、今後のプランを立てるのが難しいということで、僕の悩みでもあったのです。


ですが、パワーメーターの導入でそんな悩みは一気に解決。例えば、直線で80W位しか出ていないのに、余裕で30km/hが出ている時は、どう考えても追い風です。楽してはいけません、200W以上出るようにギアを重くしましょう。逆に、250W出てるのに20km/h少ししか出てない時は、向かい風です。無理しすぎないよう、という具合に数値で判断できます。正直、スピードや心拍はぜんぜん見なくなりました。絶対的に信用できる指標ですので。


面白いのはペダリングモニター。100W位で軽く流している時は左60%/右40%など、目を疑うような数字が出るのです。確かに右膝が悪いのですが。いくら頑張っても50/50になりません。しかし、250Wあたりで頑張ってると、自然とほぼ50/50になっており、さらに300Wを超えて死にそうになると逆に45/55とかになるんですよね。これは本当に興味深いです。コーチの推論は、


『たらたら走ってると利き足でなんとなくー>閾値付近で効率よく無意識に揃えてペダリングー>閾値を超えて崩壊寸前だととりあえず使えるところ使う』


ということなんですが、確かにそうかもしれません。トレーニングの強度としては、50/50が綺麗に出てる辺りが一番キツイですね。とりあえず、『ペース走は230-240W目標』という指示が飛んできましたので、それをまた黙々とやることにします。これ、シクロクロスにもパワーメーター付けたくなりますよね。でも、ROTOR Powerをじっくり見ると、シクロクロスの極悪コンディションで使用したあげく、川の中で洗車したり、高圧洗車機に入れることを考えると、CXにはやっぱ止めた方が良いですよね。


という訳で、僕にとっての初のパワーメーター、ROTOR Powerのレポートでした。これって純粋にトレーニング機材として見られているようですが、最近は安くなってきましたし、デジタルガジェットとしても相当面白いです。また、ブルベする人なんかにも、自分の安定したペースを管理するために使えるような気がします。



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今週の日曜日は関西シクロクロスのプロローグです。場所はこの辺り。公式戦ではありませんが、この結果によりある程度今シーズンの自分のスタートする位置が見えるので、恐くもあり、楽しみでもあります。


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