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ROTOR Powerが届きました

パワーメーターとはなんぞや?という所から話を始めると、とても終わらないのですが、簡単に説明すると自分がペダルを踏み下ろす仕事量をワット数でリアルタイムに表示、記録できるデバイスです。大まかに2タイプあり、PowerTapに代表されるリアハブ型とSRMに代表されるクランク型です。


ロードレースはもちろん、トラック競技では必須、最近ではBMXやMTBでも選手がトレーニングに使用しています。その昔はSRMというドイツの会社がパテントを持っていたのですが、パテント切れに伴い、同じクランク型のパワーメーターが各社から出てきました。


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さて、9月12日にダイアテックプロダクツさんから届いたのはROTOR Power。スペインの楕円型チェーンリングで名高いROTOR社の製品です。ちなみに注文したのは5月のことでした。技適マークを取るために紆余曲折があったようですが、ようやく8月からデリバリーが始まり、僕の172.5mmでPCD130という仕様もようやく入荷したのです。ちなみにちゃんと買ってますので。


ROTOR PowerがSRMやPower2Max、SRAM Quarqなどの従来からあるクランク型パワーメーターと一線を画しているのは、


「パワー測定はもちろん、ペダリングの左右バランスやスムーズネス、マイナス方向のパワー測定など従来のパワーメーターでは測定できなかった多彩な情報が収集可能」


だからです。面倒なのでDTPさんのウェブサイトからコピペしました。左右のクランクにそれぞれセンサーを持つことにより実現しており、さらに気温の変化を受けない、バッテリーの交換、キャリブレーションが簡単、ROTOR自慢の楕円チェーンリングQ-RINGSの取付を細かく調整可能なMASなど、後発だけあって先発のライバルとは圧倒的な差を付けています。


もう一つ話題なのが、とうとう正式発表されたパイオニアです。ぺダリングモニターという機能を持ち、自社のペダリングモニターセンサーに両足の出力方向をリアルタイムに表示してぺダリングロス、ぺダリング効率を確認することができるのです。


この辺りはROTOR Powerが現時点では負けてる部分なのですが、Garmin上では現状、左右のペダリングバランスしか表示することができません。しかし、ROTOR社はGarmin Sharpと密接な関係を持って開発を進めており、今後のGarmin側のソフトウェアのアップデイトにより、Garminデバイスにてぺダリングロス、ぺダリング効率などが確認できるようになる予定だそうです。


ただ、現状でもWinのタブレットをハンドルバーにマウントしてサイコン替わりに使用すると、おそらくパイオニア純正サイコンと同じ程度にペダリングモニターとして使用できると思います。が、現実的で無いのは言うまでもありません。ROTOR PowerがMac用アプリをリリースしていないのは、正直Macユーザーとしては減点80点と言いたい所なのです。キャリブレーション、ファームウェアのアップデイトなど、どうしてもWinが必要な場面は将来的に出てくるはずですので。


なので、現実的には自転車をトレーナーなどに固定して、GarminのUSBドングルをPCに差してリアルタイムで計測/記録してから表示するしかないのです。


その他、ROTOR Powerが劣っている部分は、170mm以下のクランク長が用意されていないことですが、これも今後の予定にあるとのこと。


こうやって比較すると、Garminと密接な関係があり、将来の拡張性に期待の持てるROTOR Power、いきなりの高い完成度で登場するパイオニア、という感じがしますね。


価格の比較です。フェアな比較をするため、すべて税込の国内正規上代で、どちらも、まっさらの新車(BBはBSA)を組む場合を想定しています。


ROTOR POWER 210,000円
ROTOR noQギア板(53x39T) 16,800円
ROTOR BSA30 BB/BSA 10,500円
Garmin Edge510J 44,800円
計 282,100円


パイオニア ペダリングモニターセンサー SGX-PM900H90 157,500円
パイオニア サイコン SGX-CA900 84,000円
シマノ FC-9000 55,096円
シマノ SM-BB9000 3,592円
計 300,188円


こうやって見ると、パイオニアが高く見えますが、実際にはクランクとBBはすでに持っている場合が多いですし、ANT+対応のGarminがあれば、パイオニア製のサイコンすら必要ありませんのでSGX-PM900のみを購入すればいい訳で、この場合はコストは157,500円のみとなります。でも、ぺダリングモニター欲しいですよね・・。そうなると、SGX-CA900が必要となり、さらに84,000円です。つまり合計241,500円です。


ROTOR Powerの場合はクランクが210,000円、純正の真円チェーンリングが53/39の2枚で計16,800円、さらにBBが10,500円ですので、既にGarminを持っている僕の場合は237,300円の出費となります。


となると、ますますROTOR Powerとパイオニアの差が迫ってきましたね。セコイ話ですが、僕の場合は古いスーレコのクランクとBBが一式不要になりますので、売り飛ばして数万でも回収できますが・・。


ちなみに、ROTOR Powerは精密機器ですので、海外通販での購入はあまりお勧めできません。DTP正規品には日本語のドキュメントがきっちりと添付されていますし、左右のクランクは対となって出荷時にキャリブレーションされていますので、片側にトラブルが起こった場合、違うアームを持ってきても使うことができないそうです(左右クランクのシリアルナンバーは連番になっています)。なので、海外通販でトラブルが起こった場合は語学がある程度できる人でも、スペイン本社や購入したショップへの送料の問題など、金銭的な負担が増えることは容易に想像できます。


皆さんはどちらを選びますか?


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これだけドヤ顔でROTOR Powerが届きました自慢をしたんだから、早速Stravaのログを最後に貼るんだろう?と思いましたか?違います。DTPさんが純正のギア板、純正のBBを欠品していて、この2週間近く21万円の文鎮状態だったのです。互換性のあるFSAのBB、noQチェーンリングを海外通販で取り寄せて、昨日やっとチェーンリングだけドイツから届きました。


実測値
ROTOR POWER+noQ53/39=746g
カンパスーレコ53/39=640g


BB(カタログ値)
FSA Mega Evo386 Ceramic Evo8200 84g
カンパスーレコBSA 52g


なのでROTOR POWERに乗り換えると138gの重量化。つまり、軽いと名高いカンパのクランクから乗り換えても、たった138gしか重くならないのです。最近のカーボンバイクは普通に組んでも簡単に7kgを切ってしまいますから、逆にパワーメーターを付けて重くする、なんていう場合もあるみたいですね。パワーメーターを導入しない理由を重量のせいにする時代は終わりましたね。


あっ、そう言えばハブ型ではPowerTapが最近一気に安くなって魅力ですね。BBは今日辺り届くかな?


ROTORの代理店はDTPさんです。こちらにて。
http://www.diatechproducts.com/rotor/index.html



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