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Tonic Fabricationのオーダーについて

Tonic Fabricationのオーダーについてお問い合わせが増えておりますので、以前のエントリに加筆訂正しております


フレームのサイズを指す数値には伝統的にシートチューブ長のセンタートップのことを指してきましたが、MTBの台頭、スローピングフレームの普及によってこの数値は意味をなさなくなりました。昔はホリゾンタルフレームが普通であったため、ST長で選んでも大きな間違いは無かったのですが。それでもメーカーはST長でサイズ表記をしていますし、みなさんもそれを目安にしていると思います。


面白いことに、競輪のNJSフレームはシートチューブの事を縦パイプ、トップチューブ長のことを上パイプと呼び、中古のフレームを選ぶ時は上パイプの長さをチェックするのが普通です。競輪フレームはスローピングできる下がりが規則で決められており(上パイプ径の半分だったと思います)、スローピングのフレームはあまり存在しないので、上パイプで選ぶのが間違い無いと思います。


現在ではスローピングフレームが普通になったこともあり、メーカーもトップチューブ長をActual(実際のTT長)とHorizontal(水平換算の仮想TT長)の2種類を併記するのが当たり前となっています。これはなぜかというと、斜めに大きく角度のついているトップチューブの寸法なんて参考になりませんよね。スローピングの角度もフレームによって異なる訳で、絶対的に目安となる数値にはなりえません。スローピングトップチューブの長さをメジャーで計っても、何の指標にもなりませんし、何の参考にもなりませんので、ご注意ください。重要なのはホリゾンタルTT長ですので。ただ、ホリゾンタルTT長はフレーム現物から正確に実測するのはとても難しいのですが・・。




こちら、仲の良いお二人からTonicのカスタムオーダーの注文頂きましたので、参考資料に使わせて頂きます。上のフレームで515.0、下のフレームで510と書いてある茶色の線がホリゾンタルTT長です。スローピングトップチューブを計っても意味が無い、と先ほど述べましたが、その証拠に図面にはスローピングトップチューブ長の寸法は書き込まれていませんね。


この2本のフレームはホリゾンタルTT長が515mmと510mmと5mmしか違いません。5mmの違いですが、これだけ違うフレームになってしまいます。もちろん、この2人は身長も股下も違います。いかに人の体というのは人それぞれで、唯一無二のボディジオメトリーを持つものなのか、という驚きさえ感じます。当たり前ですが、100人のライダーが存在すれば、100人のフレームジオメトリーが存在するのです。


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こちらがTonicのロードバイクである、Vanishing Point Roadのいわゆる「つるし」のジオメトリーです。サイズ表記はホリゾンタルTT長です。こちらでサイズが合うなら、通常のアップチャージ無しのお値段です。上の様な図面のやりとりはありません。サイズとフォークを決めて頂き、フレーム/フォークとデカールのカラーの指定、ヘッドチューブ(インテグラルor1 1/8")、ボトルケージ台座の数の指定くらいでOKです。とは言いながらもそれなりに決める項目は多いですね。


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Tonicをオーダーされるなら、ぜひカスタムオーダーをお奨めしたいです。「ツルシ」のジオメトリーで合うならラッキーですが、標準より股下が長い、短い、腕が長い、短い、身長が大きい、小さいなど、既存のフレームサイジングに不満を持つ方には特にお奨めだと思います。2台目、3台目のバイクとしていかがでしょうか?現在のバイクに持つ不満をフィードバックしてください。カーボンフレームの時代ですし、カーボンの良さを否定するつもりも毛頭もありません。ただ、スティールフレームなら比較的安価に自分の体にフィットしたフレームを製作することが可能です。Tonicのビルダー、トニーに委ねてみませんか?

KU6X1242.JPG


詳細はこちらにて。
http://www.tkcproduction.com/blog/2010/11/tonic_fabrication_700c.shtml



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