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車にヒッチキャリアを付けてみよう!

twitterのTLで地味に盛り上がっているネタですので、皆さんの参考になればと思ってエントリを作ってみました。


車に自転車を積むのはハイエースなんかのワンボックスが一番便利なんでしょうけど、ハイエースは立派な高級車ですし、車が1台しか所有できないならハイエース1台っていう選択もちょっと難しいものがあります。特にDHバイクなんかはドロドロになることが多いし、何かと車輪を外すのも面倒。そして、相当念入りに掃除しないと車内はかなり汚れてしまいます。そもそも、自転車を中に積むとその分、人が乗れないというジレンマもありますし。


じゃぁ、屋根に積めばいいじゃん。ってなるのですが、ルーフバーが用意されている車なら良いですが、ルーフバーが無い車の場合は屋根の雨どい(最近は無いみたいですが)にフットを噛まして取り付けする必要があり、どうしても車にダメージを与えることになります。また、屋根に自転車を積むと数多くのデメリットがあるのです。


●屋根に自転車を積んでることを忘れてトンネルや駐車場で自転車ぶつけて壊す。
●夏場に高速道路を走ると虫が一杯付く。それを予防するカバーさえある。
●空気抵抗もばかにできない。
●そもそも屋根には積みにくく、背の高い車となると絶望的。
●フルサイズのDHバイクを3台積むと約60kg。恐い。


と、ちょっと考えるだけでこれだけ出てきます。では、どのようの積むのがベストか?いや、ベストなのは車内に積むことです。2番目にベストなのは?そう、ヒッチキャリアに積むことなんです。車にダメージを与えることなく、安全に確実に自転車を搭載可能で、自転車を積まない時はキャリアを簡単に取り外すことができるのです。


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これがヒッチキャリアに自転車を2台乗せた所です。こうやって書くとめっちゃ簡単そうに聞こえますが、なかなか難しいもので、全ての車がこのように自転車を運搬できるとは限りません。まず、このキャリアを取り付ける「ヒッチメンバー」を取り付けする必要がありますアメリカなら「ヒッチレシーバー」と呼ばれます。ヒッチ文化のあるアメリカでは、車メーカーの各モデル向けに色々なヒッチメンバーが複数のメーカーから用意されており、北米で生産されていたり、北米に輸入されている車は大概ヒッチメンバーが用意されております。また、SUVであれば標準でビルトインされている場合が多いと思います。


ヒッチメンバーが用意されていない車には後から取り付けする必要があるのですが、これが結構大がかりなもので、リアのバンパー下にボルトで取り付けするのですが、ポン付けという訳には行きません。ボディにドリルで穴を空けたり、場合によっては溶接とか、バンパーをカットしたりなどの大仕事になります。


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カーターが昔に乗っていたこのゴルフも後からヒッチメンバーを追加してキャリアを取り付けています。アメリカではゴルフ4用のヒッチメンバーも売られています。不用な時はキャリアを外しておけばいいので、かなり合理的と言えるでしょう。低い場所にあるので取り外しも比較的簡単です。


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ちなみにゴルフMK4用のヒッチメンバーはこんな感じです。フロアに穴を空けてボルトオンですね。さすがにここまでやるのは二の足を踏む人も多いと思います。あと、ゴルフは車格的に重量物を積むのは問題がありますね。ハードテイル2台位なら良いでしょうが、DHバイク2台となると、ちょっと不安な感じです。やはり、がっつり積むならそれなりの車と、それなりのちゃんとしたヒッチメンバーが必要です。



速い車に効率良く自転車を積むことを考えると、どうしてもこうなっちゃいますね。シマノUSAの関係者でしょうか。



これはルーフBOXも追加して、かなりの積載量にアップしてます。スバル人気ですよね。海外では。



僕の車はちょっと特殊でして、車のフレームがリアに剥き出しになっていて、それがバンパーの代わりにもなっています。なので、こいつをボルトオンするだけで取り付けが完了します。通常はもうちょっと大がかりになります。


ここまで話を進めてあれですが、実はヒッチも大きく分けて規格が2つあり、アメリカの「ヒッチ」とヨーロッパの「トウバー」です。ここまではアメリカのヒッチで話を進めて来ましたが、トウバーのことも説明しておきます。


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これがトウバーです。50mmのボールが付いているのが特徴です。


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この様に、幾つかの規格があるみたいです。


では、ヒッチとトウバーのどちらを選ぶのか?ということですが、ヨーロッパ車で、北米で販売されていないものはトウバーしか選択肢がありません。北米で販売されているBMWのX5と言うような車向けには間違い無くヒッチが用意されています。国産車の場合はアメリカ方式のヒッチを選ぶ方が良いと思います。ヨーロッパ方式のトウバーの場合、阿部商会が対応するスーリーのキャリアを正規輸入している安心感はありますが、自転車用キャリアとなるとアメリカのメーカーのものが洗練されており、さらに多くの選択肢があるからです。また、ヒッチ関連のパーツもアメリカから海外通販で簡単に取り寄せることができるため、わざわざトウバー方式を選ぶメリットは少ないと思います。なので、このままヒッチの話を進めます。


さきほど、車格の話をしましたが、アメリカではヒッチの規格が分けられており、このようになっています。


クラスⅠ 最大けん引は960kg以下(垂直荷重96kg)、1-1/4インチ脱着式
クラスⅡ 最大けん引は1680kg以下(垂直荷重168kg)、1-1/4インチ脱着式
クラスⅢ 最大けん引は2400kg以下(垂直荷重240kg)、2インチ脱着式
クラスⅣ 最大けん引は4800kg以下(垂直荷重480kg)、2インチ脱着式


こちらから引用させてもらいましたが、DHバイクを4台積んでも80kg、キャリアが30kgとしても110kgですから、余裕を見てクラスⅡで十分ということになります。



僕の車はこんな感じです。たしか、クラスⅢだったと思うのですが、2インチ(50.8mm)のスクエアとなっています。


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いまでこそ、それなりにヒッチに対して知識が増えていますが、このキャリアを輸入した数年前は知識も無く、適当にこのTHULE 916XT T2を注文してしまったのです。その結果、届いたのは1-1/4インチだったのです。そう、2インチと1-1/4インチを選択できたのですが、1-1/4インチを選んでしまったのです。僕はちょっと頭を抱えました。2インチの方は上の画像のように、エクステンションを付けて、さらに2台分のアタッチメントを追加して4台に積みにできるのです。1-1/4インチはダメ。



でも、全然問題ありません。ヒッチのダウンサイザー兼エクステンションがありますので、それを用意しました。下はヒッチロックと呼ばれるもので、盗難防止のために鍵を付けることができます。キャリアも盗難されたら結構痛いですからね。あと、キャリア自体に自転車盗難防止のロックを取り付けできるのですが、THULEはこれが別売で評判悪いみたいですね。




ということで、紆余曲背を経てようやく取り付けまでこぎ着けたのですが、結果的にヒッチのダウンサイザーを使用して正解でした。キャリアを使わない時は上方に跳ね上げて、収納することができるのですが、この車はスペアタイヤがあるので、後ろにオフセットさせないと畳めない所でした。結果オーライ。イージーアップテントも無理矢理取り付けることができますし、かなり使い勝手良いです。冗談抜きで、慣れると1台20秒以下で取り付けできます。ほんとに楽。夏場に高速道路を走っても虫が付着することも無いですし、想像以上の快適さです。


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これだったら5台積めるこれでいいじゃん、っていう意見もでそうですが、あまりお奨めできません。トップチューブを載せているだけなので、5台の自転車が常に揺れているのです。当然、自転車同士の接触、場合によっては車への接触も起こりえますので、トラブルの元です。キャリア自体の構造がシンプルで、キャリア自体も安いのでアメリカではかなりポピュラーではあります。


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こう言う、フック式もなんとなく信用ならんすねー。これくらい軽いロードなら大丈夫なのかな?


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個人的にもお世話になっている方々の車なんですが、この通り。エクスプローラーは1-1/4インチヒッチメンバーがビルトインなので楽ですね。キャリアはツウのヤキマだったかな。向こうのX3は日本で初めてヒッチの純正オプションを付けた個体だと聞いたような。3台積めるのはいいですね。


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こっちはレースやってる人なら知ってますよね。エアサスのプリウス。かなりカッコいい。好きです。どうやってヒッチを付けたんだろう?


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実際の購入ですが、THULEはREIで購入しました。送料はまぁまぁ高いですが、結構すぐ届きます。ヤキマもありますし。僕からのアドバイスですが、上の画像みたいにティルト機構があるモデルが良いです。僕のは無いので、リアにバイクを積んでいる時はハッチが開きません。しかも、2ドアの車なので、後部座席への乗り降りが致命的に不可能になります!ティルト機構付きのやつに変えたい!


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実はバイクラックの世界も日進月歩で進化してまして、THULEよりもはるかに進化したモデルがあります。こちらはアルミ製でめっちゃ軽いです。そして、バイクラックに変身したり、キャリアの中にワイヤーロックが内蔵してあったりなどギミック満載です。これ、ほんと欲しいです。昨年のインターバイクで見たのですが。正直、僕が使っているTHULEは重すぎて取り外しの時は腰が砕けます。


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ちょっとカッコ悪いのですが、こんなのも有ります。自転車も積めるし、荷物も積めるという。こんな感じのキャリアは$200とかで売ってますね。


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アメリカではこんなの普通。ルーフに1台、ヒッチに4台


楽しいヒッチライフを送りましょう!カッコ良く自転車を積むのです。


2011.11.2追記
こちらのトゥーランにヒッチを付けたエントリもかなり参考になりますので併せてどうぞ。
http://hubgejapan.exblog.jp/13925229/


2014.10.23追記
2014年11月に念願のkuatに交換しました。
追記ヒッチキャリアをkuat NVに交換した話
http://www.tkcproduction.com/blog/2014/11/kuat_nv.shtml



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