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ピストっていう乗り物の感想

ブログ引っ越し記念にもう一発どうでもいいエントリを。ピストに乗り始めて1年半、ちょっとくらい語ってもいいかな?というくらいお金一杯使ったし、距離も走ってきたのでここで総括してみます。


正直、最初は斜に構えていた面があったんですよ。最近流行のあれ、なんだーありゃーって。でも、自分でやってみないとわかんないということで、取りあえず組んでみたのがこれ。フレームが来るの10ヶ月くらい待ったかな。


PINARELLO SURPRISE PISTA
ピナレロ号です。ケーンクリークのクリンチャーのホイール、blkmrktの3インチバーという、使い勝手の良い仕様。ピナレロというのはサイジングが難しいブランドらしく、トップの割にシートチューブが長い。なので、ピラーも全然でない、という感じで、手強いフレームでした。所が、段々と乗り込んで行くと理由が分かってきます。


PINARELLO SURPRISE PISTA
ドロップバーへの憧れもあり、デダのドロップに交換。これでストリートを走るのは相当恐い。すぐにフラットバーに戻しました。ピラーが上の写真より出ています。


PINARELLO and Thail Palace
バンコクへも持っていきました。この頃にはチューブラーに。クリンチャーのタイヤって最初は良いのですが、センターが減ってくると極端に乗り心地が悪くなるという欠点があるのですが、チューブラーに替えて目から鱗が落ちました。ヴィットリアのストラーダというのをメインで使っていますが、これの倍くらいするWOのタイヤでも勝てない乗り心地です。スキッドなんて最高に気持ちいい。自分の自転車は全部チューブラーにしました。


P1000617-8.JPG
で、最後にはこうなりました。ストリートで乗っているうちは小さいと思っていたこのフレーム、バンクに出るとジャスト。めちゃめちゃ走るフレームです。フロントはシュパーブの24HにADX1にエアロスポークという本気仕様です。このピナレロ、もうバンク以外では走りません。特に、24Hの前輪はストリートで使用するにはリスキーな領域まで逝っちゃってますので。


KU6X7598.jpg
で、2台目に組んだのがTonic SN。僕はアラヤのADX1、エアロ1、エアロ4などのセミエアロタイプのリムに恋に落ちました。何が良いのかというと、精度、軽さ、見た目の三拍子揃っているから。ハブはアメ車ということでフィルをチョイス。ピラーは日東SP72、チェーンはHKK Vertexが最高。Izumi Vチェーンも試したのですが、ゴールドが比較的早く曇る気がします。クランクはスギノGMか75以外無いでしょう!あと、ギア板もビンテージのマイティコンペディションが最高です。


NAGASAWA
現代のアルミ、スティールフレームを経験したので、次はケイリンフレームが欲しくなって探しました。狙いはもちろんナガサワ。ナガサワでも、なるべく新しい、21世紀に入ってからの、120mmリア幅でシートピラー径27.2mmという条件を付けたので難航しましたが、なんとかゲット。で、フレームが届いたので車輪をつけてみて、愕然。スローピングフレームやん!


しょうが無いので気を持ち直して組んでみると、メチャメチャカッコいい!ヘッドチューブの長さの割にシートチューブが短いのは、おそらくフレームの剛性が落ちることを嫌い、リア三角を小さく作るために長澤氏はスローピングにしたんでしょう。ナガサワは重いと言われていますが、確かに重い。でも、乗ると重さは感じません。安心してガンガン踏んでいけます。ホントに良いフレームです。でも、大阪から京都まで踏んで行った時は死にました。この前輪はピナレロに移植し、現在は32Hのラジアル組のシュパーブ x ADX1に替えています。


ピストの面白さって、乗る楽しみももちろんなんですが、イジる楽しみもかなりのもんです。リセールバリューばかりを気にしてモノを買うのも寂しいですが、マウンテンバイクと違ってピスト関連のフレームやパーツには異常にリセールバリューが高いものがあります。結局、それは何故かというと、ブランドへの信仰心だ、という点につきます。


三連勝、ナガサワ、チネリ、ピナレロのフレーム、サンツアーのシュパーブプロのハブ、Campyのシェリフスターハブ、Campyのピスタクランクなどはド定番と言えるモデルですが、これらは本当に人気があり、永遠のクラッシックなんです。自転車メーカー、パーツメーカーというのは頻繁にブランドが売買され、オーナーが変わっていきます。ブランドを一から興すのは大変難しいです。なので、どこかのブランドを買って再生させる方が早いと。そのブランドの歴史を買うことができますから。


面白いのは、マウンテンバイクはフルサスペンションが主流となり、ブランディングの勝負よりも、製品の良さで勝負しないと生き残っていけないんですよね。山を一発下るとバイクの善し悪しはっきりしちゃうので、ごまかしが効かないというか。なので、新興メーカーでも本気で凄いフレームを作ると一気に受け入れられる可能性が十分にあるということでしょうか。どちらかというと、今は29er/SS周辺の方がブランディングの匂いがしますね。


話が逸れましたけど、マウンテンバイクの世界にも定番が一応あります。キングのヘッド、ハブにトムソンのステム、ピラー、dkgのシートクランプって感じかな?クラッシックはあれなんですが、定番パーツにはちゃんと代理店があるので、僕のような問屋にとっては商売になりません。将来的に、クラッシックと言われるような名品を扱えるように、日々努力ですねー。blkmrkt、Tonic、PDWなどは将来的にクラッシックと呼ばれるような名品を作っていると思ってるんですけどね。偉大な先人が作った名品を尊敬しつつ、未来の名品に出会えたらな〜と思っています。


ピストと出会って、ブランドとは何か?という問いを突きつけられた気がします。

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